現在、日本を含む先進国(アメリカを除く)の多くは国民皆保険制度を導入しています。
国民皆保険制度とは、国民すべてが何らかの医療保険制度に加入し、病気やけがをした場合に医療給付を受けられる制度です。
日本では当たり前ですが、世界に目を転ずると必ずしもそうではないことが分かります。
例えばアメリカでは、国民が皆、健康保険に加入している訳ではないので、お金がない人が病気やケガをした場合、高額な医療費が払えず治療ができない人が出てくる訳です。
しかし、この国民皆保険制度ですが患者にとって良いことばかりではありません。例えば同じ病気を治療する場合、医師の技量に差があっても、それ自体の点数が決まっている為、患者は同じ医療費(2、3割負担)を支払うことになります。つまり、名医と言われる人か、そうでないかは関係なく同じ医療費がかかるという事です。逆にこの制度がなかった場合、治療費に差がでる為、名医の治療を受けたいと思えば高額な治療費が必要になったり、病因によっては、手厚いサービスを受けたければ、これまた高額なサービス料がかかったりする可能性が出てくる訳です。どちらも一長一短があり、立場や状況などにも影響されますが難しい問題です。
結局現在の国民皆保険制度の下では、病気が治る、治らないに関わらず、より利益を上げようと思えば、多くの検査や薬など、それ程必要ないとしても処方したほうが良いという事になります。(そうでない事を願いますが…)
このままでは、無駄な医療費ばかりが膨らみ、薬づけの人が増え、一部の医療機関(医薬品関係)が潤うだけで、本来「人が健康を取り戻すための医療」ではないと思います。
医療関係者にとって、皮肉なことに病人がいなくなれば、医者は必要なくなります。だからと言って、体に良くないと知りながら薬剤を投与、処方して良い訳ありません。
ですから、私が提案したいのは、緊急を要する外科的手術や激痛を抑える場合を除き、出来るだけ薬を使わずに本来人間が持っている自然治癒力を高めるアドバイス等で患者を治療した場合は、更に高い利益を得られる仕組みがあれば、人はどんどん健康になり、医療費も削減されると思うのです。(製薬会社の方には申し訳ありませんが)
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ある医者は、自分が「がん」になったとか、自分の身内が「がん」になった場合、今まで自分が患者に行なってきた治療を同じように施さない(望まない)と言うの事を聞いた事があります。
現在の医療現場で、当たり前とされている「がんの三大治療」(手術、抗がん剤治療、放射線治療)は、がんを治せないというのはデータでも証明されているのです。
現代医学では、「がんの治療とは、画像により確認したがん細胞を縮小または破壊することにあり、必ずしもがんが無くなることではない」とされているようです。
これは私たち(患者)が考えているがん治療とは、明らかに認識が違うものです。
薬剤の場合も学術的な根拠が証明されないと、容認されないというのは当たり前ですが抗がん剤などは○○%の確率で「がん」が小さくなるというだけであって、決して無くなる(治る)ものではないのです。
結局、がんになった医者は、手術をしたことを悔やんでいます。なぜなら、10年以上が過ぎた現在でも、後遺症に悩まされ続けているからです。
だから私は人間が本来持っている免疫力を高める生き方をするべきだと考えます。
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